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『100分de名著 デュマ“モンテ・クリスト伯”』(NHK Eテレ)

 NHK Eテレで『100分de名著 デュマ“モンテ・クリスト伯”』の第4回(最終回)を見る。

 100分de名著でアレクサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』を取り上げるというので毎回放送を楽しみにして見させていただいた。

 私は二十代前半の頃にこの『モンテ・クリスト伯』を読み、その後の人生と生活の問題に見舞われたときこの『モンテ・クリスト伯』が心の支えとなってくれたことを記憶している。私にとって一番辛いときの恩ある小説だといえる。

 それからまだ『モンテ・クリスト伯』は読み返してはいない。だから、小説の内容の細部に関する記憶が薄れている と思う。今回、NHKのEテレの100分de名著で『モンテ・クリスト伯』を取り上げてくれたので、私が読んで理解した内容を解説によってさらに理解が深まるのではないかと期待した。

 『モンテ・クリスト伯』の理解の仕方やアレクサンドル・デュマの生涯などを知ることができ番組の内容は参考になったし見て良かったと思う。

【ゲスト】安部譲二[作家]、【解説】佐藤賢一[作家]、【司会】伊集院光、武内陶子

デュマ『モンテ・クリスト伯』 2013年2月 (100分 de 名著)
デュマ『モンテ・クリスト伯』 2013年2月 (100分 de 名著)

浅見光彦シリーズ32『天河伝説殺人事件』(テレビドラマ、TBS版)

 2013年2月25日にMBS(毎日放送)の月曜ゴールデンで放送されたテレビドラマ『浅見光彦シリーズ32「天河伝説殺人事件」』の録画を見る。

 浅見光彦シリーズTBS版のシリーズ32作目から、浅見光彦役が沢村一樹さんから速水もこみちさんに交替になり、今回からTBS版の浅見光彦役の三代目になる速水もこみちさんが初登場するということで見てみることにした。

 この「天河伝説殺人事件」は原作シリーズの中でも人気を誇っているものである。

 速水もこみちさんの浅見光彦は、これまで榎木孝明さんや沢村一樹さん、中村俊介さんらの浅見光彦のイメージとはちょっと違っていたが、それほど違和感はなかった。

 天河伝説殺人事件では、表面的に殺人の動機を色濃く持つのはヒロインの水上秀美(黒川智花)の母親である水上菜津美(伊藤かずえ)である。ところが、父親の愛人だった小学校教諭の長原敏子(田中美佐子)と能の流派・水上流の長老である高崎義則(篠田三郎)のそれぞれが別の犯罪の実行者だったという結果を用意している。しかも、長原敏子は水上流宗家の水上和憲(江原真二郎)を殺そうと仕組んでおいた仕掛けで自分の一人息子の水上和鷹(窪塚俊介)が死んでしまうといった意外性と悲劇へと展開させている。原作シリーズの中でも人気があるというのは宜なるかなと思う。

 テレビドラマとしては他の浅見光彦シリーズと同様相変わらず面白いというほどではないが、他の他の浅見光彦シリーズと比べてまあまあの出来ではないだろうか。

【キャスト】浅見光彦(速水もこみち)、浅見雪江(佐久間良子)、浅見陽一郎(風間杜夫)、長原敏子(田中美佐子)、水上秀美(黒川智花)、高崎義則(篠田三郎)、水上和憲(江原真二郎)、水上菜津美(伊藤かずえ)、水上和鷹(窪塚俊介)、瀬田謙三(岡本信人)、新井佑介(ラサール石井)

【スタッフ】製作:テレパック、TBS、制作:テレパック、原作:内田康夫「天河伝説殺人事件」(角川文庫)、脚本:林誠人、プロデューサー:矢口久雄、篠原茂、演出:村上牧人、編成:永山由紀子

『MIT白熱教室』(NHK Eテレ)

 NHK Eテレで放送された『MIT白熱教室』の第8回(最終回)「星はどう生まれどう死ぬのか」を見る。

 今回のMIT白熱教室の講師はウォルター・ルーウィン教授であった。教授はマサチューセッツ工科大学(MIT)で46年にわたって物理学の基礎講義を教えているという。ウォルター・ルーウィン教授は「教壇のスーパーヒーロー」と呼ばれる名物教授だという。そのウォルター・ルーウィン教授が今回の番組のために全8回の特別講義をしてくれることになった。講義の内容は、MITの学生だけでなく、一般の市民にも公開し、初心者にもわかりやすく物理学の説明をしてくれるという。

 ウォルター・ルーウィン教授の講義は演出が素晴らしかった。教授自身が体を張って奇想天外な実験を行い、聴講生を巻き込んだ劇場さながらの抱腹絶倒のエンターテイメント講義だった。

 講義の内容は、第1回「ガリレオは本当に正しいのか? 〜重力とエネルギー保存の法則」、第2回「電車でジャンプしてもそのまま着地する理由」、第3回「電気はどうやって作るのか?」、第4回「空はなぜ青く 夕焼けはなぜ赤いのか?」、第5回「完璧な虹を見る方法」、第6回「音に秘められた驚きのパワー」、第7回「神はサイコロを振らないのか? 〜量子力学と不確定性原理」、第8回「星はどう生まれ どう死ぬのか?」であった。

 全8回の講義のうち7回分は見たのであるが、残念ながら第2回の講義を見逃してしまった。全8回の講義の中では、私は第5回の虹の講義が興味深かく聴講させてもらった。というのも、講義で説明がったように虹のことについてまったく知らなかったからでである。虹ってそうだったんだと知る喜びを味わえた。

 【出演】ウォルター・ルーウィン[マサチューセッツ工科大学教授]

これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義
これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義

『必殺仕事人2013』(テレビドラマ)

 朝日放送(ABC)で 2013年2月17日(日) 21:00 〜 23:10に放送されたスペシャルドラマ『必殺仕事人2013』を見る。

 必殺シリーズは中村主水役を演じてきた藤田まことさんから、渡辺小五郎役の東山紀之さんに代替わりしてから見なくなってしまっていた。ところが、今回は里見浩太朗さんが俳優人生57年にして初の悪役に挑んだということで見てみることにした。

 どうやらメインのレギュラーとなっているのは、渡辺小五郎(東山紀之)と涼次(松岡昌宏)、匳(田中聖)、お菊(和久井映見)の4人だということを今回初めて知った。

 ドラマのあらすじは以下の通りだった。天下泰平になって久しい江戸の町に辻斬りが現れる。ところが、不思議なことに辻斬りにあった被害者はすべて急所を外して斬られており、斬り殺された者はいなかった。そのため、犯人は腕の悪い辻斬りの仕業ではないかと考えられた。被害者は皆近くにある小宮山診療処に運ばれて手当を受けていた。

 犯人は、小宮山診療処の医師である小宮山勝之進(渡辺大)の父親である小宮山泰山(里見浩太郎)であった。医術が未熟な息子のために腕の確かな医師であった片岡悠馬(波岡一喜)を見習いとして雇って、自ら辻斬りを行いその被害者を練習台として小宮山診療処に運ばせていたのである。

 里見浩太朗さんが仕事人にやられてしまうのかどうかが今回のドラマの見物だった。小宮山泰山は咳をしたとき血が出ていたので、仕事人に殺される前に病気で死んでしまう可能性もあると思われた。結末は、里見浩太朗さんが演じる小宮山泰山は渡辺小五郎に見事に斬られて死んでしまう。

 それにしても、小宮山泰山という人物は無茶苦茶なことを息子の小宮山勝之進に強要している。なぜ医術の未熟な息子を腕の確かな医師のもとへ弟子としてつき修行させないで、いきなり診療処を開かせたのか理解に苦しむ。

 今回は、流しの仕事人として胡桃割りの坐坊役の中村獅童さんが謎の人物として登場しドラマを複雑にしている。また、片岡悠馬の妹の志乃役として桜庭ななみさんが出演し花を添えていた。

 今回新作の必殺シリーズを見て、やはり昔の必殺シリーズのほうが良かったと思った。新しい必殺は明るくてきれいでスマートなのである。昔の必殺は暗くて悪があって味があった。昔の必殺シリーズを見ていたのでどうしても比較してしまい新しい必殺があまり面白いとは思えない。

【出演者】東山紀之、松岡昌宏、田中聖 ・ 桜庭ななみ、渡辺大、中村獅童 ・ 野際陽子、中越典子、竹内力、左とん平 ・ 田口浩正、生瀬勝久、和久井映見 ・ 里見浩太朗 ほか

【スタッフ】脚本:寺田敏雄、監督:石原興、音楽:平尾昌晃、制作:ABC、テレビ朝日、松竹

『堂場瞬一サスペンス 逸脱 捜査一課・澤村慶司』(テレビドラマ)


 関西テレビの金曜プレステージで2月15日(金)21時〜22時52分に放送されたテレビドラマ『堂場瞬一サスペンス 逸脱 捜査一課・澤村慶司』を見る。

 神奈川県警捜査一課の刑事・澤村慶司(反町隆史)は不眠症の治療のため内勤扱いになっていたが、捜査一課長の谷口吾郎(橋爪功)に呼び出され、新米刑事の永沢初美(比嘉愛未)をパートナーに10年前の未解決事件を模倣したような連続猟奇殺人事件の捜査にあたることになる。今回の連続猟奇殺人事件の手口は10年前の未解決事件の犯人しか知り得ないものだった。もし同一人物だとすれば、なぜ10年もの間犯行が行われなかったのか?また、犯人が別の人物だとすれば、なぜ警察しか知り得ない犯行の手口をまねることができたのか?

 ドラマでは、犯罪手口を模倣できるのは警察関係者ということと、谷口吾郎が個人的に捜査を行っていたということなどから、容疑者は谷口吾郎ではないかと疑いを持たせるようになっていた。しかし、犯人は4年前に警察を辞職した元刑事の鬼塚修平(片岡鶴太郎)だったのである。

 澤村慶司は先輩刑事の鬼塚修平とかつてコンビを組んでいて、正義を貫き通した最高の刑事として鬼塚修平のことを最も尊敬していたのである。私もまさか鬼塚修平が犯人だとは気がつかなかった。実は、10年前の未解決事件で殺害されたのは鬼塚修平の恋人だったのである。当時、捜査が打ち切りになったことがきっかけで、苦情を言い上司を殴ったことで鬼塚修平は警察を辞めることになったのである。そして、鬼塚修平は恋人が殺された事件の関係者に正義という名の復讐を行っていたのである。

 澤村慶司もまた過去の事件でトラウマを背負っていた。少女の首にナイフを突きつけて人質に取った犯人を射殺しようとしていたところ上司の命令で発砲を止められ、そこへ来た鬼塚修平に発砲を促されたのだが、犯人を射殺するため発砲することができなかった。そのため、少女は犯人に首を切られ声が出なくなってしまったのである。澤村慶司はその少女との交流をずっと続けている。

 サスペンスドラマとしては犯人が意外な人物だったということを除いて平均的な出来であった。

【キャスト】澤村慶司(反町隆史)、永沢初美(比嘉愛未)、鬼塚修平(片岡鶴太郎)、橋詰真之(ムロツヨシ)、西浦喬(相島一之)、浅羽克己(白竜)、菊村勇夫(飯田基祐)、武生仁(本城丸裕)、柏原一光(窪園純一)、狭間千恵美(日向ななみ)、谷口吾郎(橋爪功)

【スタッフ】原作:堂場瞬一『逸脱 捜査一課・澤村慶司』(角川文庫)、脚本:吉川次郎、編成企画:水野綾子、プロデューサー:椿宜和[角川映画]、竹下舞[角川映画]、監督:西浦正記[FCC]、制作:フジテレビ、制作著作:角川映画

『上意討ち〜拝領妻始末』(テレビドラマ、2013年)

 2013年2月9日(土) 21:00 〜 23:36 までABC(朝日放送)で放送されたテレビ朝日開局55周年記念のドラマスペシャル『上意討ち〜拝領妻始末』を見る。

 『上意討ち 拝領妻始末』のオリジナルは既に1967年5月27日に映画が公開されていて、1992年にはテレビ東京にてテレビドラマ化されていて、今回のドラマはそれらのリメークということになる。私は映画もテレビドラマもおそらく見ていないと思うので、今回が初めてではないかと思う。

 物語は、会津藩馬廻り役の笹原家の当主・笹原伊三郎(田村正和)の長男である笹原与五郎(緒形直人)に、藩主・松平正容(大杉漣)の側室・いち(仲間由紀恵)を妻として下賜されるという藩命が下され、笹原伊三郎は何とかお断りしようとする。しかし、笹原与五郎がお引き受けする決意をしたので不本意ながら笹原家はいちを嫁として迎えることになる。笹原伊三郎はいちの性格を心配していたのであるが、姑のすが(梶芽衣子)によく耐え、笹原与五郎とは夫婦として仲睦まじく暮らしている姿を見て、よき嫁をもらったと喜ぶようになる。 

 ところが、1年後世嗣が急死していちが生んだ男子が世嗣となることが決まったことから、将来の藩主の生母が家臣の妻として暮らしていることの外聞の悪さから、いちを藩に返上せよとの藩命が下ることになる。上意とはいえあまりにも人の心を知らぬ非道な仕打ちと、笹原伊三郎と笹原与五郎は家名よりも家族の愛を守る一念から忠義を捨てる決意を固める。そして、藩との命を懸けた戦いに挑む。

 藩の上層部と親類縁者一同からの圧力に屈せずその思いを貫き通した姿勢と態度は見上げたものがあった。あれだけの懐柔や脅しがあって信念を貫き通すことはほとんど不可能に近いことだったのではないかと思われる。しかし、その結末は悲劇である。いちが短刀で自害し、笹原与五郎は斬り殺され、笹原伊三郎は友の浅野帯刀(松平健)を斬り殺し、笹原伊三郎自身は銃殺されてしまう。殺伐とした風景しか残っていない苦くて嫌な終わり方である。信念を貫き通した爽やかさはない。だから、何だったんだろうと疑問が残ってしまう。主要な関係者が死んでしまって、あれで良かったのか、いちには藩に返ってもらうしかなかったのではないかとも思えてしまうのである。当事者がそれを選んだわけだから部外者は何も言うことではないのかもしれないとも思う。

【キャスト】笹原伊三郎(田村正和)、いち(仲間由紀恵)、笹原与五郎(緒形直人)、高橋外記(北村有起哉)、きく(田畑智子)、笹原文蔵(石黒英雄)、柳瀬三左衛門(橋爪功)、松平正容(大杉漣)、笠井三之丞の母(藤真利子)、小谷庄兵衛(笹野高史)、笹原監物(津川雅彦)、すが(梶芽衣子)、浅野帯刀(松平健)

【スタッフ】原作:滝口康彦『拝領妻始末』、脚本:橋本忍、音楽:加古隆、監督:藤田明二[テレビ朝日]、プロデューサー:田中芳之[テレビ朝日]、加藤貢[東映]、榎本美華[東映]、江平光男、制作:テレビ朝日、東映

『メイドインジャパン』(テレビドラマ)と『glee2/グリー2』(テレビドラマ)

 NHK総合の土曜ドラマスペシャルで放送されてたテレビ60周年記念ドラマ『メイドインジャパン』の第3話(最終回)を見る。

 このドラマの企画の話が出たときは、まだ日本の電機メーカーは今日のような状況に陥っていなかったらしい。それにしても、現時点では非常にタイムリーなストーリーになっていて興味深く見た。最後は楽観的な終わり方になっていて現実はこうはいかないのではないかと思わせる部分もあるが、ドラマとしては本格的な企業物の経済ドラマで見応えがあって良かった。

 ドラマでは経営危機の陥り倒産寸前の日本のタクミ電機はライバル社であった国の新興電機メーカであるライシェと業務提携を行うことによって活路を見出すという結末になっているが、現実の日本の電機メーカーや家電メーカーは今度どうなっていくのであろうかということが気がかりである。中国や韓国の電機メーカーや家電メーカーとの競争が激化している状況で、日本の電機メーカーや家電メーカーは果たして生き残れるのであろうか。今後の推移を見守りたい。

【キャスト】矢作篤志(唐沢寿明)、迫田貴弘(高橋克実)、柿沼雄二(吉岡秀隆)、西山慶吾(國村隼)、小畑かなえ(マイコ)、五十嵐泰(斎藤歩)、工藤文也(中村靖日)、宇崎英作(平田満)、矢作美保子(大塚寧々)、矢作真紀(刈谷友衣子)、柿沼博美(酒井美紀)、西山美雪(キムラ緑子)、根来翔一(金井勇太)、島田光彦(木下ほうか)、趙際宇(焦俊翔)、玲玲(呉映)、高村社長(藤田宗久)、安藤正敏(真実一路)、 ニュース番組解説者(森永卓郎)、譲原桂一郎(及川光博)、譲原三郎(岸部一徳)

【スタッフ】脚本:井上由美子、演出:黒崎博、制作統括:高橋練、音楽:`島邦明、演奏:シャングリラ、エンディングテーマ(タクミ電機社歌「希望」) 歌:太田裕美

 NHK Eテレで放送された『glee2/グリー2』の第22話(最終回)「夢のニューヨーク」を見る。

 今回のglee(グリー)のシーズン2では、グリー部のニュー・ディレクションズがニューヨークの全国大会へ出場するまでが描かれていた。結果は決勝戦に進出できる10校に残れず予選で落選してしまう。

 相変わらずストーリーはつまらない青春ミュージカルコメディーだが、歌とダンスでシーズン1に続いて見てしまった。

【キャスト】ウィル・シュースター(マシュー・モリソン、森川智之)、スー・シルベスター(ジェーン・リンチ、野沢由香里)、レイチェル・ベリー(リー・ミッシェル、坂本真綾)、フィン・ハドソン(コーリー・モンテース、小野大輔)、クイン・ファブレー(ディアナ・アグロン、水樹奈々)、カート・ハメル(クリス・コルファー、石井真)、メルセデス・ジョーンズ(アンバー・ライリー、林真里花)、アーティ・エイブラムス(ケビン・マクヘイル、落合佑介)、ティナ・コーエン=チャン(ジェナ・アシュコウィッツ、〆野潤子)、サンタナ・ロペス(ナヤ・リヴェラ、林りんこ)、ブリトニー・S・ピアース(ヘザー・モリス、山根舞)、ノア・パック・パッカーマン(マーク・サリング、青木強)、エマ・ピルズバリー(ジェイマ・メイズ、日高のり子)、テリ・シュースター(ジェサリン・ギルシグ、櫻井智)、パティ・ルポーン(本人、池田昌子)、サンシャイン・コーラソン(シャリース・ペンペンコ、声:白石涼子)

【スタッフ】脚本:ブラッド・ファルチャック、演出:ブラッド・ファルチャック

glee/グリー シーズン2 ブルーレイBOX [Blu-ray]
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『最も遠い銀河』(テレビドラマ)

 ABC(朝日放送)でテレビ朝日開局55周年記念として放送された二夜連続ドラマスペシャル『最も遠い銀河』の第一夜(放送日時 2013年2月2日(土) 21:00 〜 23:06)と第二夜(2013年2月3日(日) 21:00 〜 23:24)を見る。

あらすじは以下の通り。娘が溺死した同じ小樽の海で引き揚げられた白骨死体の女性は身元不明のまま10年前に未解決事件として捜査が打ち切られてしまったのを無念に思い続けていた元刑事の渡誠一郎(三浦友和)は、定年退職後3年が経過し生活にも慣れた頃、病院の検査で余命6カ月〜1年の末期ガンと判明する。その直後、ジュエリーデザイナーの李京愛(中村ゆり)が出演していたテレビ番組で偶然遺品と同じテッポウユリのペンダントの話を聞き、残りの人生を未解決事件の捜査に賭けるようになる。

 第1夜では、新進気鋭の建築デザイナーの桐生晴之(伊藤英明)と江畑美里(蒼井優)、ジュエリーデザイナーの李京愛、暴力団関係者の木島浩(池内博之)、清家茜(蒼井優)の関係に謎が多く、サスペンスとして非常に面白く見ることができた。

 第2夜では、謎の部分が明らかになっていくにつてれ、第1夜ほども面白みはなくなってしまった。むしろ、登場人物たちのおかしな行動が気になるようになってしまった。

 桐生晴之は江畑美里が清家淳介(平岳大)によって絞殺された後に警察に届けず遺体を小樽の海に沈めてしまったのかが一番理解できない個所だ。少なくとも警察の捜査を待ってからその結果如何ではドラマのような行動もやむなしと納得できるのであるが。また、桐生晴之は結局、清家淳介を殺害して江畑美里の復讐を果たすのあるが、なぜ復讐するのがこれほどまで遅れたのかも理解できない。普通なら江畑美里の殺人事件から時間をおかないで復讐するのではないだろうか?

 ドラマでは桐生晴之と江畑美里と李京愛と木島浩の友情をも超えるような深い結びつきが理解できるように描かれていない。李京愛がなぜあれほど桐生晴之を愛しているのか?木島浩は桐生晴之の身代わりとなってなぜ一番大事な命を捨てたのか?

 すべてが明らかになった後で、渡誠一郎は桐生晴之に生きていたほしいとメッセージを残して亡くなるが、桐生晴之も船に油をまいて火をつけ焼身自殺をしてしまう。桐生晴之は小樽にホテルをつくるという江畑美里との約束を自分の野望といして半生をかけて追い求め続けた。清家淳介を殺したのは自分であることが分かってしまった以上、夢を実現できなくなってしまったわけであるから理解はできなくもない。ただ、そうすべきではなかったとは思う。

 江畑美里と清家茜はまるで双子のようにそっくりで瓜二つといえるほど似ているので、二人には血のつながりともいうべき血縁関係があって出生の秘密があるのではとも考えられたが、結局何の関係もない赤の他人だということで終わった。話を面白くするための設定でしかなかったわけだ。

 ドラマの中で建築デザイナーの葛城美希也(永井大)は唐突な飛び降り自殺をするが、あれはいったい何だったのだろか?どうも死ぬほどのことではないのではと思えてしまう。

 あと変というのか疑問に思ったのは江畑美里の死亡原因である。江畑美里は桐生晴之によって絞殺されたわけなのだけれども、桐生晴之が江畑美里の首を絞めていたのを止めて部屋を出て行った後、江畑美里はまだ息があって携帯電話のボタンを押している場面が映っている。ということは、江畑美里は桐生晴之に首を絞められて死んでいなかったということになる。それなのに、なぜかその後すぐに江畑美里は死んでしまう???おかしいというのか変である。江畑美里は一体何が原因で死んだのだろうか?

 第1夜が面白かっただけの第2夜のトーンダウンはちょっと残念だったけれども、ヒューマンサスペンスとして十分楽しませてもらった。

【出演者】
三浦友和、伊藤英明、蒼井優、小西真奈美/平岡祐太、池内博之、永井大、風吹ジュン、津川雅彦、佐野史郎、西村雅彦/岩城滉一、賀来千香子、石井正則、平岳大/山本學、神山繁/中村ゆり、藤田弓子、長谷川初範

【スタッフ】
原作:白川道『最も遠い銀河』(幻冬舎文庫)
脚本:龍居由佳里
演出:和泉聖治
チーフプロデューサー:五十嵐文郎[テレビ朝日]
プロデューサー:藤本一彦、大江達樹、西勇哉[テレビ朝日]

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