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『ビブリア古書堂の事件手帖』(テレビドラマ)

 関西テレビで放送されてテレビドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』の第11回(最終回)「乱歩が残した、間違った暗号文!?」を見る。

 ドラマのタイトルが一風変わっていたので見始めたのだけれども、古書店の店主・篠川栞子(剛力彩芽)が推理力を駆使して日常の出来事の謎を解くというストーリーに魅せられた。これまで推理といえば刑事事件と限られていたが、このドラマでは刑事事件のような重大な事件ではないが、個人にとっては重要な事件の謎を解いていくというこれまでにない物語の設定が魅力的であった。

 私は原作を読んでいないので、原作とドラマを比較しようがないが、ドラマとしてはつい推理に引き込まれてしまうという内容を持っていた。篠川栞子役を演じている剛力彩芽さんは博識な古書店の店主としてはちょっと若すぎるのではないかという難点を除いては雰囲気が出ていて良かった。

 それにしても、このドラマで最大の謎は、母親の篠川智恵子(安田成美)が子どもの姉弟をほっぽらかして10年間も本を探していたということかもしれない。しかも、智恵子は栞子なら自分の気持ちが理解できるだろうと言い、一緒にその本を探しに行こうとまで言っている。そしたら、誰がビブリア古書堂を経営していくんだろう?もっとも、栞子なはそんな母親のついて行かず、古書店に残る。

 私は本が好きなので、古書にまつわる蘊蓄が聞けるのもこのドラマの楽しみのひとつであった。

【キャスト】篠川栞子<しのかわ・しおりこ>[23](剛力彩芽)、五浦大輔<ごうら・だいすけ>[30](AKIRA)、笠井菊哉<かさい・きくや>[29](田中圭)、藤波明生<ふじなみ・あきお>[38](鈴木浩介)、横田奈津実<よこた・なつみ>[30](北川弘美)、篠川文也<しのかわ・ふみや>[18](ジェシー[ジャニーズJr.])、小菅奈緒<こすが・なお>[18](水野絵梨奈)、佐々木亜弥<ささき・あや>[20](トリンドル玲奈)、橋本さやか<はしもと・さやか>[23](内藤理沙)、篠川智恵子<しのかわ・ちえこ>[46](安田成美)、五浦恵理<ごうら・えり>[53](松坂慶子)、志田肇<しだ・はじめ>[52](高橋克実)

【スタッフ】原作:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)、脚本:相沢友子、演出:松山博昭、制作:フジテレビ ドラマ制作センター

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『極北ラプソディ』(テレビドラマ)

 2013年3月19日と20日にNHK総合で二夜連続で放送された特集ドラマ『極北ラプソディ』の(前編)「ドクターモンスター降臨」と(後編)「名医の条件」を見る。

 医師が今中良夫(瑛太)ひとりだけになって財政難に陥ってしまった北海道の極北市民病院に再建請負人として世良雅志(小林薫)が院長として赴任してくる。世良雅志院長が経営再建策として打ち出したのは入院病棟の閉鎖と救急患者の受け入れ拒否の方針だった。そのため、今中良夫の恋人で理容師の並木梢(加藤あい)の祖父である並木彰吾(高橋昌也)も退院を余儀なくされる。実は、世良雅志院長は並木梢の実父であり、並木彰吾は世良雅志院長の義父だった。

 そんなある日、かねてから治療費を滞納していることから診療を拒否していた田所豊作(徳井優)が来院するが、診療を受け付けなかった後に死亡してしまうという出来事が起こる。

 世良雅志院長の計らいで今中良夫は雪見救命救急センターへ異動になる。今中良夫は並木彰吾から孫娘と別れて欲しいと言われていたが、異動がきっかけで並木梢のほうから別れを切り出す。今中良夫は速水晃一副センター長(山口祐一郎)のもとでドクターヘリでの救急医療にやりがいを感じる。そんな中、今中良夫は世良雅志院長によって並木彰吾の最後を看取るため極北市に呼ばれる。

 世良雅志院長の強引な経営再建策が問題になって市議会に喚問される。世良雅志院長は経営再建に目処が立ったとして極北市民病院を辞めることになる。今中良夫は極北市民病院に残ることにし、並木梢とも別れず彼女を守っていくことにする。

 ドラマは地方の地域病院の実情を描いていて、地方に住む私にっても地方医療・地域医療の崩壊の問題は興味深い内容だった。

【キャスト】今中良夫(瑛太)、並木梢(加藤あい)、世良雅志(小林薫)、今中万里子(松坂慶子)、田所豊作(徳井優)、速水晃一(山口祐一郎)、並木彰吾(高橋昌也)、飯島ミヨ(りりィ)、曽川留三子、三宅弘城

【スタッフ】原作:海堂尊『極北クレイマー』『極北ラプソディ』、脚本:宮村優子、音楽:吉俣良、演出:西谷真一[NHKエンタープライズ]、制作統括:佐野元彦[NHKエンタープライズ]、谷口卓敬[NHKドラマ番組部]

『おトメさん』(テレビドラマ)

 ABC(朝日放送)で放送されたテレビドラマ『おトメさん』の最終話(最終回)を見る。

 私はあまり見る気はなかったのだけれど、あややとビリケンさんが楽しそうに見ていたのでおつきあいで最初から最後まで見てしまった。

 昔からある嫁と姑問題を現代風にアレンジした新感覚の嫁姑ドラマという感じだった。ホームドラマが中心なのだけれどコメディとサスペンスの要素を織り交ぜた内容となっていた。

 息子の水沢優太(郭智博)の嫁になった水沢李里香(相武紗季)を姑の水沢麻子(黒木瞳)が気に入らず嫁の粗を探しているとキャバクラで働いていたことが分かる。しかも、キャバクラ時代に水沢李里香の常連客だった男の失踪事件が持ち上がり、嫁に疑惑がかかる。嫁の疑惑は晴れるが、今度は事件を捜査していた刑事の呉竹次郎(大地康雄)が嫁の父親だということが分かる。事件が解決した後、水沢麻子は自分が姑を殺したと告白し警察に自首するという行動に出る。保護責任者遺棄致死罪に当たるかと思われたが、結局、水沢麻子の行為は犯罪にならないということで警察から帰される。で、一件落着、雨降って地固まるの諺通り、水沢一家は家族全員が仲良く一緒に暮らすことになる。ラストの結末は、息子に良い嫁が来てくれて良かったという話で終わる。

 このドラマはタイトルのネーミングが良かったということではないだろうか。ネットでは嫁たちが姑のことを「トメ」と略称して呼んでいるとか。一般的な話であるが、現代の姑は昔の姑のように嫁に対して絶対的優位にはなく、むしろ嫁のほうが姑よりも強くなってしまい、弱い立場の姑を哀れみと同情を込めてドラマでは姑を「おトメさん」と呼び、おもしろおかしく描いている。逆に言えば、このドラマは世の姑への応援歌になっている。

【出演者】水沢麻子(黒木瞳)、水沢李里香(相武紗季)、水沢博行(石田純一)、水沢優太(郭智博)、呉竹次郎(大地康雄)、梶原美由紀(鈴木砂羽)、早瀬まるみ(臼田あさ美)、梶原うめの(冨士眞奈美)、北村満智子(奈美悦子)、梶原卓(大浦龍宇一)、一条真哉(神保悟志)

【スタッフ】脚本:井上由美子、演出:本橋圭太、星野和成[MMJ]、ゼネラルプロデューサー:黒田徹也[テレビ朝日]、プロデューサー:山田兼司[テレビ朝日]、清水真由美[MMJ]、音楽:柳田しゆ、制作:テレビ朝日、MMJ

【主題歌】竹内まりや『たそがれダイアリー』(ワーナーミュージック・ジャパン)

おトメさん DVD-BOX
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タグ:おトメさん

『いつか陽のあたる場所で』(テレビドラマ)と『書店員ミチルの身の上話』(テレビドラマ)

 NHK総合のドラマ10枠で放送されたテレビドラマ『いつか陽のあたる場所で』の第10回(最終回)「約束のゆくえ」を見る。

 このドラマは、ホストクラブで働く亮(松下洸平)に貢ぐお金を稼ぐために出会い系サイトで知り合った男性を睡眠導入剤で眠らせて金品を盗む昏睡強盗の前科を持つ小森谷芭子(上戸彩)と、DV(ドメスティック・バイオレンス)に耐えかね子どもを守るために夫を殺した前科を持つ江口綾香(飯島直子)という二人の女性の物語である。

 二人は北関東女子刑務所で服役中に知り合い親しくなる。出所後は二人とも台東区谷中で暮らすようになる。このドラマで驚いたのは、出所後に小森谷芭子は母親の小森谷妙子(浅野温子)と弟の小森谷尚之(大東駿介)から親子と姉弟の縁を切られ戸籍からも除籍されてしまうことである。さすがにそこまでするのかあと思ってしまった。ドラマの後半ではまず弟の小森谷尚之が姉を家族認めるようになり、母親の小森谷妙子も娘を家族として受け入れるようになったので安心した。

 前科が前科であるだけに出所後の社会復帰は江口綾香のほうが大変だったろうと思う。彼女の明るく前向きな姿勢が暗くなりがちなドラマの雰囲気を何とか食い止めていた。

 ドラマでは小森谷芭子の恋人となった岩瀬圭太(斎藤工)がマジシャンの修行のため渡米したままその後は登場していない。ドラマでは二人がどうなったのかそこらへんまで描いて欲しかった。

 ドラマの後半で江口綾香は台東区谷中を離れ神戸のパン屋で勤めているのが分かる。小森谷芭子は江口綾香に会いに神戸まで行くが、江口綾香は小森谷芭子のいる家まで戻らずそのまま神戸に留まる。それなのに1年後、江口綾香は小森谷芭子の家の前に現れる。ドラマはそこで終わってしまったので、江口綾香はどうなったのかがよく分からない。江口綾香は、単に小森谷芭子に会いに来ただけなのか、それとも台東区谷中に帰って来たのか、小森谷芭子の家へ一緒に住むのか不明である。

 『いつか陽のあたる場所で』はテレビドラマとしてはシリアスな内容で非常によく出来ていた。今までは若くて可愛い女の子役ばかりだった上戸彩さんが新しい役柄に挑戦していて役の幅を広げたと感じられた。飯島直子さんは江口綾香という役のキャラクターを非常に上手に演じていてその演技は評価されるのではないだろうか。小森谷妙子役を演じた浅野温子さんの演技が素晴らしいのはもちろん、小森谷尚之役を演じた大東駿介さんの演技も良かった。

【キャスト・配役・出演者】小森谷芭子[29](上戸彩、幼少期:三本采香)、江口綾香[39](飯島直子)、小森谷妙子[52](浅野温子)、小森谷尚之[25](大東駿介)、高木聖大(福徳秀介[ジャルジャル])、小森谷雪江[51](藤田朋子)、飯倉幸子[71](江波杏子)、大石セツ[70](松金よね子)、大石重雄[72](竜雷太)、岩瀬圭太[28](斎藤工)、大芝文彦[65](前田吟)

【スタッフ】原作:乃南アサ『いつか陽のあたる場所で』『すれ違う背中を』(新潮社)、脚本:高橋麻紀、鈴木裕那、音楽:澤野弘之、和田貴史、とくさしけんご、演出:渋谷未来、山内宗信、岡嶋純一、制作統括:銭谷雅義、近見哲平、制作著作:NHK、テレパック、主題歌:松任谷由実「Early Springtime」(EMIミュージック・ジャパン)

 NHK総合のよる☆ドラ枠で放送された『書店員ミチルの身の上話』の第10話(最終回)「告白」を見る。

 長崎県の書店で書店員として働いていた平凡な女性の古川ミチル(戸田恵梨香)は彼氏の上林久太郎(柄本佑)がいるにもかかわらず、光潤社書籍販売部主任の豊増一樹(新井浩文)と不倫関係になり、挙げ句の果ては仕事をほっぽり出して東京へまで付いて行ってしまう。帰るに帰れなくなった古川ミチルは幼馴染みの竹井輝夫(高良健吾)の部屋へ転がり込む。竹井輝夫の部屋には大学の後輩である高倉恵利香(寺島咲)も出入りしていた。

 やがて古川ミチルは書店の同僚に頼まれて買っておいた宝くじ1枚が2億円の当選くじだと分かり、当選金受取の銀行で受け取った2億円をそのままその銀行で預金する。ところが、彼氏の上林久太郎がやって来て古川ミチルを連れて帰ろうとするが、高倉恵利香がそれを止めようとして頭をフライパンで殴って死なせてしまう。帰って来た竹井輝夫はその死体を高倉恵利香とともに処理する。

 そのことで悩み竹井輝夫が恐ろしくなった高倉恵利香は鉄道の踏切で電車に飛び込み自殺してしまう。そのことを知った古川ミチルは、竹井輝夫が高倉恵利香を殺したのではないかと疑う。

 会社の金を使い込んでいたことがバレて追い込まれた豊増一樹は古川ミチルのもとを訪れる。古川ミチルは手切れ金として豊増一樹の借金返済に必要がお金を用立てると約束するが、豊増一樹は姿を消してしまう。またしても竹井輝夫が豊増一樹を殺したのではないかと疑いを持った古川ミチルは、フライパンで竹井輝夫を殴り逃げ出す。

 故郷に帰った古川ミチルは、 親友の初山春子(安藤サクラ)からタテブーこと立石武子(濱田マリ)が消息不明になったことを聞かされる。古川ミチルはタテブーも竹井輝夫が殺したとだと確信する。

 家にも帰れず、バスターミナルのベンチに古川ミチルが座っていると、バスの運転手である香月憲剛(大森南朋)が声をかけてくる。香月の母親が経営する食堂兼旅館に泊まらせてもらったことがきっかけで、古川ミチルはその食堂で働くことになる。ところが、竹井輝夫からその食堂に電話がある。恐くなった古川ミチルは香月にこらまであった出来事をすべて告白する。

 その後、古川ミチルと香月憲剛は結婚し、ミチルは妊娠する。二人は幸せに暮らしていた頃、竹井輝夫が香月憲剛のもとを訪れる。竹井輝夫は香月憲剛が前妻を殺していたことを突き止めていて、香月憲剛が自殺しなければそのこをと警察に通報すると脅す。香月憲剛は執拗な竹井輝夫から妻のミチルを守るため自首すること決意する。

 教会で香月ミチルは祈りながら、お腹の子どもとともに夫が帰ってくるのを待っている。

【キャスト・配役・出演者】古川ミチル(戸田恵梨香、幼少期:堰沢結衣)、竹井輝夫(高良健吾)、上林久太郎(柄本佑)、高倉恵利香(寺島咲)、豊増一樹(新井浩文)、ミチルの夫・香月憲剛[語り](大森南朋)、 初山春子(安藤サクラ)、立石武子[タテブー](濱田マリ)、沢田早苗(浅田美代子)、古川千秋(波瑠)、古川志摩子(滝沢涼子)、ミチルの実母(鍵本景子)、古川継徳(平田満)

【スタッフ】原作:佐藤正午『身の上話』、脚本・演出:合津直枝[テレビマンユニオン]、音楽:梅林茂、演奏:ARIGAT-ORCHESTRA、主題歌:U-Kiss「Alone」(avex trax)、制作統括:加賀田透、合津直枝[テレビマンユニオン]、制作著作:NHK、テレビマンユニオン

『塚原卜伝』 (テレビドラマ)

 NHK総合で再放送されたBS時代劇『塚原卜伝』の第7回(最終回)「卜伝見参」を見る。

 塚原卜伝のテレビドラマは珍しいので見てみることにした。毎回欠かさず見た。塚原卜伝 という剣豪の名前は知ってはいたものの、その人物となるとほとんど何も知らなかった。今回のドラマで塚原卜伝 のことを少し知ることができたのではないかと思う。

 塚原卜伝は、ドラマでは名前が塚原新右衛門(高幹[たかもと])となっていた。鹿島中古流と神道流で学び、回国修行の後、鹿島へ帰り、千日参籠の末に奥義「一つの太刀」を会得し、塚原卜伝と新当流を名乗るようになる。

 日本の歴史上、最も強い剣豪は誰かという候補に必ず塚原卜伝の名前があがる。39度の合戦、19度の真剣勝負において度も負傷しなかったということや、最低でも212人の剣士を斬っているということなどを考えれば納得できる。

【キャスト】堺雅人、平岳大、栗山千明、中村錦之助、朝加真由美、京野ことみ、三浦アキフミ、永島敏行、江波杏子、風間杜夫

【スタッフ】原作:津本陽「塚原卜伝十二番勝負」、脚本:山本むつみ、高山直也、演出:佐藤峰世、福井充広、音楽:川井憲次

塚原卜伝 DVD-BOX
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『チープ・フライト』(テレビドラマ)

 読売テレビの金曜ロードSHOW!で放送された特別ドラマ企画『チープ・フライト』を見る。

 竹内結子さんが日テレ系初主演の話題作ということで見てみることにした。

 ドラマの内容は、今話題の格安航空会社といわれるLCC(ローコストキャリア)を舞台にしたコメディタッチのCAのお仕事ドラマである。

 ドラマのあらすじは以下の通り。大手航空会社のCAである相沢美晴(竹内結子)が新しく立ち上げられた格安航空会社の新LCC「チェリーズ航空(CHERRY'S航空)」に出向させられるところから始まる。新会社へ出向くと、航空会社のオフィスとは思えない何もない狭い部屋。社員は社長の星幸太郎(船越英一郎)と加茂川隆(向井理)と相沢美晴の三人だけ。新しくCAを募集するも採用されたのは素人同然の女性たちばかり。新会社の方針は徹底した低コスト主義で節約と倹約ばかり。だけど、その分安全にはお金をかける。相沢美晴は新しい会社の方針や環境になじめず、採用されたCA候補生たちとトラブルばかり。初フライトを目指して訓練は続くが、果たして「チェリーズ航空」は無事に就航できるのか?

 ドラマでは格安航空会社といわれるLCC(ローコストキャリア)の仕事の舞台裏を見ているような内容で、LCCはこんなふうに経営や運営されているのだと知ることのできる目新しさがあった。しかも、コメディタッチがツボにはまっていて結構楽しく見ることができた。

【キャスト】相沢美晴(竹内結子)、加茂川隆(向井理)、倉持友花(桐谷美玲)、一宮恵子(宮崎美子)、櫻田まりあ(トリンドル玲奈)、三つ葉綾乃(朝倉えりか)、山本千鶴(野村麻純)、寺崎あゆみ(吉瀬美智子)、榎本優希(加藤あい)、星幸太郎(船越英一郎)

【スタッフ】脚本:樫田正剛、チーフプロデューサー:神蔵克、大平太、プロデューサー:三上絵里子、柳内久仁子[AXON]、演出:中島悟、制作協力:AXON、製作著作:日本テレビ

【出演者】番組ナビゲーター<シネマボーイ>:加藤清史郎

チープ・フライト(BD) [Blu-ray]
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浅見光彦シリーズ32『天河伝説殺人事件』(テレビドラマ、TBS版)

 2013年2月25日にMBS(毎日放送)の月曜ゴールデンで放送されたテレビドラマ『浅見光彦シリーズ32「天河伝説殺人事件」』の録画を見る。

 浅見光彦シリーズTBS版のシリーズ32作目から、浅見光彦役が沢村一樹さんから速水もこみちさんに交替になり、今回からTBS版の浅見光彦役の三代目になる速水もこみちさんが初登場するということで見てみることにした。

 この「天河伝説殺人事件」は原作シリーズの中でも人気を誇っているものである。

 速水もこみちさんの浅見光彦は、これまで榎木孝明さんや沢村一樹さん、中村俊介さんらの浅見光彦のイメージとはちょっと違っていたが、それほど違和感はなかった。

 天河伝説殺人事件では、表面的に殺人の動機を色濃く持つのはヒロインの水上秀美(黒川智花)の母親である水上菜津美(伊藤かずえ)である。ところが、父親の愛人だった小学校教諭の長原敏子(田中美佐子)と能の流派・水上流の長老である高崎義則(篠田三郎)のそれぞれが別の犯罪の実行者だったという結果を用意している。しかも、長原敏子は水上流宗家の水上和憲(江原真二郎)を殺そうと仕組んでおいた仕掛けで自分の一人息子の水上和鷹(窪塚俊介)が死んでしまうといった意外性と悲劇へと展開させている。原作シリーズの中でも人気があるというのは宜なるかなと思う。

 テレビドラマとしては他の浅見光彦シリーズと同様相変わらず面白いというほどではないが、他の他の浅見光彦シリーズと比べてまあまあの出来ではないだろうか。

【キャスト】浅見光彦(速水もこみち)、浅見雪江(佐久間良子)、浅見陽一郎(風間杜夫)、長原敏子(田中美佐子)、水上秀美(黒川智花)、高崎義則(篠田三郎)、水上和憲(江原真二郎)、水上菜津美(伊藤かずえ)、水上和鷹(窪塚俊介)、瀬田謙三(岡本信人)、新井佑介(ラサール石井)

【スタッフ】製作:テレパック、TBS、制作:テレパック、原作:内田康夫「天河伝説殺人事件」(角川文庫)、脚本:林誠人、プロデューサー:矢口久雄、篠原茂、演出:村上牧人、編成:永山由紀子

『必殺仕事人2013』(テレビドラマ)

 朝日放送(ABC)で 2013年2月17日(日) 21:00 〜 23:10に放送されたスペシャルドラマ『必殺仕事人2013』を見る。

 必殺シリーズは中村主水役を演じてきた藤田まことさんから、渡辺小五郎役の東山紀之さんに代替わりしてから見なくなってしまっていた。ところが、今回は里見浩太朗さんが俳優人生57年にして初の悪役に挑んだということで見てみることにした。

 どうやらメインのレギュラーとなっているのは、渡辺小五郎(東山紀之)と涼次(松岡昌宏)、匳(田中聖)、お菊(和久井映見)の4人だということを今回初めて知った。

 ドラマのあらすじは以下の通りだった。天下泰平になって久しい江戸の町に辻斬りが現れる。ところが、不思議なことに辻斬りにあった被害者はすべて急所を外して斬られており、斬り殺された者はいなかった。そのため、犯人は腕の悪い辻斬りの仕業ではないかと考えられた。被害者は皆近くにある小宮山診療処に運ばれて手当を受けていた。

 犯人は、小宮山診療処の医師である小宮山勝之進(渡辺大)の父親である小宮山泰山(里見浩太郎)であった。医術が未熟な息子のために腕の確かな医師であった片岡悠馬(波岡一喜)を見習いとして雇って、自ら辻斬りを行いその被害者を練習台として小宮山診療処に運ばせていたのである。

 里見浩太朗さんが仕事人にやられてしまうのかどうかが今回のドラマの見物だった。小宮山泰山は咳をしたとき血が出ていたので、仕事人に殺される前に病気で死んでしまう可能性もあると思われた。結末は、里見浩太朗さんが演じる小宮山泰山は渡辺小五郎に見事に斬られて死んでしまう。

 それにしても、小宮山泰山という人物は無茶苦茶なことを息子の小宮山勝之進に強要している。なぜ医術の未熟な息子を腕の確かな医師のもとへ弟子としてつき修行させないで、いきなり診療処を開かせたのか理解に苦しむ。

 今回は、流しの仕事人として胡桃割りの坐坊役の中村獅童さんが謎の人物として登場しドラマを複雑にしている。また、片岡悠馬の妹の志乃役として桜庭ななみさんが出演し花を添えていた。

 今回新作の必殺シリーズを見て、やはり昔の必殺シリーズのほうが良かったと思った。新しい必殺は明るくてきれいでスマートなのである。昔の必殺は暗くて悪があって味があった。昔の必殺シリーズを見ていたのでどうしても比較してしまい新しい必殺があまり面白いとは思えない。

【出演者】東山紀之、松岡昌宏、田中聖 ・ 桜庭ななみ、渡辺大、中村獅童 ・ 野際陽子、中越典子、竹内力、左とん平 ・ 田口浩正、生瀬勝久、和久井映見 ・ 里見浩太朗 ほか

【スタッフ】脚本:寺田敏雄、監督:石原興、音楽:平尾昌晃、制作:ABC、テレビ朝日、松竹

『堂場瞬一サスペンス 逸脱 捜査一課・澤村慶司』(テレビドラマ)


 関西テレビの金曜プレステージで2月15日(金)21時〜22時52分に放送されたテレビドラマ『堂場瞬一サスペンス 逸脱 捜査一課・澤村慶司』を見る。

 神奈川県警捜査一課の刑事・澤村慶司(反町隆史)は不眠症の治療のため内勤扱いになっていたが、捜査一課長の谷口吾郎(橋爪功)に呼び出され、新米刑事の永沢初美(比嘉愛未)をパートナーに10年前の未解決事件を模倣したような連続猟奇殺人事件の捜査にあたることになる。今回の連続猟奇殺人事件の手口は10年前の未解決事件の犯人しか知り得ないものだった。もし同一人物だとすれば、なぜ10年もの間犯行が行われなかったのか?また、犯人が別の人物だとすれば、なぜ警察しか知り得ない犯行の手口をまねることができたのか?

 ドラマでは、犯罪手口を模倣できるのは警察関係者ということと、谷口吾郎が個人的に捜査を行っていたということなどから、容疑者は谷口吾郎ではないかと疑いを持たせるようになっていた。しかし、犯人は4年前に警察を辞職した元刑事の鬼塚修平(片岡鶴太郎)だったのである。

 澤村慶司は先輩刑事の鬼塚修平とかつてコンビを組んでいて、正義を貫き通した最高の刑事として鬼塚修平のことを最も尊敬していたのである。私もまさか鬼塚修平が犯人だとは気がつかなかった。実は、10年前の未解決事件で殺害されたのは鬼塚修平の恋人だったのである。当時、捜査が打ち切りになったことがきっかけで、苦情を言い上司を殴ったことで鬼塚修平は警察を辞めることになったのである。そして、鬼塚修平は恋人が殺された事件の関係者に正義という名の復讐を行っていたのである。

 澤村慶司もまた過去の事件でトラウマを背負っていた。少女の首にナイフを突きつけて人質に取った犯人を射殺しようとしていたところ上司の命令で発砲を止められ、そこへ来た鬼塚修平に発砲を促されたのだが、犯人を射殺するため発砲することができなかった。そのため、少女は犯人に首を切られ声が出なくなってしまったのである。澤村慶司はその少女との交流をずっと続けている。

 サスペンスドラマとしては犯人が意外な人物だったということを除いて平均的な出来であった。

【キャスト】澤村慶司(反町隆史)、永沢初美(比嘉愛未)、鬼塚修平(片岡鶴太郎)、橋詰真之(ムロツヨシ)、西浦喬(相島一之)、浅羽克己(白竜)、菊村勇夫(飯田基祐)、武生仁(本城丸裕)、柏原一光(窪園純一)、狭間千恵美(日向ななみ)、谷口吾郎(橋爪功)

【スタッフ】原作:堂場瞬一『逸脱 捜査一課・澤村慶司』(角川文庫)、脚本:吉川次郎、編成企画:水野綾子、プロデューサー:椿宜和[角川映画]、竹下舞[角川映画]、監督:西浦正記[FCC]、制作:フジテレビ、制作著作:角川映画

『上意討ち〜拝領妻始末』(テレビドラマ、2013年)

 2013年2月9日(土) 21:00 〜 23:36 までABC(朝日放送)で放送されたテレビ朝日開局55周年記念のドラマスペシャル『上意討ち〜拝領妻始末』を見る。

 『上意討ち 拝領妻始末』のオリジナルは既に1967年5月27日に映画が公開されていて、1992年にはテレビ東京にてテレビドラマ化されていて、今回のドラマはそれらのリメークということになる。私は映画もテレビドラマもおそらく見ていないと思うので、今回が初めてではないかと思う。

 物語は、会津藩馬廻り役の笹原家の当主・笹原伊三郎(田村正和)の長男である笹原与五郎(緒形直人)に、藩主・松平正容(大杉漣)の側室・いち(仲間由紀恵)を妻として下賜されるという藩命が下され、笹原伊三郎は何とかお断りしようとする。しかし、笹原与五郎がお引き受けする決意をしたので不本意ながら笹原家はいちを嫁として迎えることになる。笹原伊三郎はいちの性格を心配していたのであるが、姑のすが(梶芽衣子)によく耐え、笹原与五郎とは夫婦として仲睦まじく暮らしている姿を見て、よき嫁をもらったと喜ぶようになる。 

 ところが、1年後世嗣が急死していちが生んだ男子が世嗣となることが決まったことから、将来の藩主の生母が家臣の妻として暮らしていることの外聞の悪さから、いちを藩に返上せよとの藩命が下ることになる。上意とはいえあまりにも人の心を知らぬ非道な仕打ちと、笹原伊三郎と笹原与五郎は家名よりも家族の愛を守る一念から忠義を捨てる決意を固める。そして、藩との命を懸けた戦いに挑む。

 藩の上層部と親類縁者一同からの圧力に屈せずその思いを貫き通した姿勢と態度は見上げたものがあった。あれだけの懐柔や脅しがあって信念を貫き通すことはほとんど不可能に近いことだったのではないかと思われる。しかし、その結末は悲劇である。いちが短刀で自害し、笹原与五郎は斬り殺され、笹原伊三郎は友の浅野帯刀(松平健)を斬り殺し、笹原伊三郎自身は銃殺されてしまう。殺伐とした風景しか残っていない苦くて嫌な終わり方である。信念を貫き通した爽やかさはない。だから、何だったんだろうと疑問が残ってしまう。主要な関係者が死んでしまって、あれで良かったのか、いちには藩に返ってもらうしかなかったのではないかとも思えてしまうのである。当事者がそれを選んだわけだから部外者は何も言うことではないのかもしれないとも思う。

【キャスト】笹原伊三郎(田村正和)、いち(仲間由紀恵)、笹原与五郎(緒形直人)、高橋外記(北村有起哉)、きく(田畑智子)、笹原文蔵(石黒英雄)、柳瀬三左衛門(橋爪功)、松平正容(大杉漣)、笠井三之丞の母(藤真利子)、小谷庄兵衛(笹野高史)、笹原監物(津川雅彦)、すが(梶芽衣子)、浅野帯刀(松平健)

【スタッフ】原作:滝口康彦『拝領妻始末』、脚本:橋本忍、音楽:加古隆、監督:藤田明二[テレビ朝日]、プロデューサー:田中芳之[テレビ朝日]、加藤貢[東映]、榎本美華[東映]、江平光男、制作:テレビ朝日、東映

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