突然の友人の来訪

 今日、突然、栃木県在住の大学時代の友人であるK.T.君が家を訪ねてくれた。

 午後1時半頃に玄関のチャイムが鳴ったので階下へ降りて出てみるとK.T.君だったので驚いた。

 25年くらいぶりの再会になる友人である。

 頭髪は全体が真っ白に白髪になっていたが、顔立ちから体型は大学時代の頃とほとんど変わっていないので直ぐにK.T.君だと判った。

 今年の年賀状で3月くらいに私のところを訪ねるかもしれないと書かれてあったが、その後何の連絡もなく緊急事態宣言もあって多分来ないのだろうと思っていた。

 何でも大阪に来たついでに寄ってくれたという。

 電車の時刻があるということで短い時間しか話せないとのことだったが、お互いの近況は話せた。

 56歳の時に早期退職してからずっと無職で、貯蓄で暮らしているとのことであった。

 普段は切り詰めてお金を使わないのでそれなりに貯金があるとのことだった。

 国民年金は退職後は支払っていないけれど無職なので支払いの免除が認められて半額支払っている扱いになっていたとのことだった。

 厚生年金は64歳からは半額貰えるようになるということであった。

 境界型糖尿病(糖尿病予備群)らしく糖尿病の薬を服用しているとのことだった。

 食事には気をつけているのかと私が尋ねると、K.T.君は好きな物を好きなだけ食べていて気をつけていないとのことだった。

 両親とも既に亡くなられているとのことだった。

 せっかく来てもらったので自動車で駅まで送ろうかと言ったのだけれど、歩いて帰りたいと言うので車で送るのを諦めた。

 約20分ほど話せたろうか、もう電車の出発時刻に間に合わなくなると帰って行った。

 それにしても、連絡もせずに突然訪問して私が留守にしていて不在だったらどうしていたのだろうか?

 当然、そのことも考えていたろうから、そのときは今回は会える機会がなかったとすぐに帰るつもりだったのだろう。

 つまり、会えなければ会えないで良いと考えていたのだろう。

 それでも、まあ、旧い友人が尋ねてくれたというのは本当に懐かしく嬉しい出来事だった。

 「有朋自遠方来、不亦楽」(『論語』学而第一)

『ビブリア古書堂の事件手帖』(テレビドラマ)

 関西テレビで放送されてテレビドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』の第11回(最終回)「乱歩が残した、間違った暗号文!?」を見る。

 ドラマのタイトルが一風変わっていたので見始めたのだけれども、古書店の店主・篠川栞子(剛力彩芽)が推理力を駆使して日常の出来事の謎を解くというストーリーに魅せられた。これまで推理といえば刑事事件と限られていたが、このドラマでは刑事事件のような重大な事件ではないが、個人にとっては重要な事件の謎を解いていくというこれまでにない物語の設定が魅力的であった。

 私は原作を読んでいないので、原作とドラマを比較しようがないが、ドラマとしてはつい推理に引き込まれてしまうという内容を持っていた。篠川栞子役を演じている剛力彩芽さんは博識な古書店の店主としてはちょっと若すぎるのではないかという難点を除いては雰囲気が出ていて良かった。

 それにしても、このドラマで最大の謎は、母親の篠川智恵子(安田成美)が子どもの姉弟をほっぽらかして10年間も本を探していたということかもしれない。しかも、智恵子は栞子なら自分の気持ちが理解できるだろうと言い、一緒にその本を探しに行こうとまで言っている。そしたら、誰がビブリア古書堂を経営していくんだろう?もっとも、栞子なはそんな母親のついて行かず、古書店に残る。

 私は本が好きなので、古書にまつわる蘊蓄が聞けるのもこのドラマの楽しみのひとつであった。

【キャスト】篠川栞子<しのかわ・しおりこ>[23](剛力彩芽)、五浦大輔<ごうら・だいすけ>[30](AKIRA)、笠井菊哉<かさい・きくや>[29](田中圭)、藤波明生<ふじなみ・あきお>[38](鈴木浩介)、横田奈津実<よこた・なつみ>[30](北川弘美)、篠川文也<しのかわ・ふみや>[18](ジェシー[ジャニーズJr.])、小菅奈緒<こすが・なお>[18](水野絵梨奈)、佐々木亜弥<ささき・あや>[20](トリンドル玲奈)、橋本さやか<はしもと・さやか>[23](内藤理沙)、篠川智恵子<しのかわ・ちえこ>[46](安田成美)、五浦恵理<ごうら・えり>[53](松坂慶子)、志田肇<しだ・はじめ>[52](高橋克実)

【スタッフ】原作:三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)、脚本:相沢友子、演出:松山博昭、制作:フジテレビ ドラマ制作センター

ビブリア古書堂の事件手帖 Blu-ray BOX
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