昨日に引き続きスウィング療法の料金について検討をしてみたい。
今回は、てるさんとリーくんの推奨する料金についての意見を採用した場合について考察するとしよう。
その前に、スウィング療法の創始者である小林靖幸氏に、スウィング療法の料金をいったいくらくらいにしたらいいかお尋ねしたところ、2000円くらいいただけばいいのではないかという話があったことを前提にしておきたい。
てるさんは、スウィング療法の料金は1分100円というのは高すぎる、10分100円くらいでないとやらないのではないかという意見であった。高くても10分でせいぜい500円まででないとやらないのではないかという意見であった。てるさんはおそらく無料にすべきだと考えているのであろうが、有料にするならせいぜい10分100円だと考えていたようである。
リーくんも、てるさんの意見が実際に大多数の意見だと思ってしまうということであった。実際、もっと高額のローラーベッドでもほとんどのところは特には別料金を設定しないでやっているということであった。この言葉からすると、リーくんはスウィング療法の料金は無料でもいいと考えているようである。もし、リーくんが私の立場だったとしても、多分300〜500円くらいの料金で使わせるようにすると思うとうことであった。
そうすると、二人の意見をまとめると、スウィング療法の料金としては、0円、100円、300円、500円の各料金設定の案があることになる。
まず、スウィング療法の料金を0円にすべきたという案について検討したい。スウィング療法の料金を無料にした場合、スウィング療法の治療機器であるスウィングとスウィングベッドの経費と電気代などの経費はいったいどうするのであろうか。治療院の収入源となっている回数券を利用されている常連の会員さんからは1回3000円の施術・指導料金を約2727円でしかいただけていないのである。スウィング療法の料金を無料にした場合、会員さんからいただいたこの約2727円で治療室側が施術・指導料金の売上を削って支払わなければならないことになる。そうすると、治療室の実際に収益はさらに減益することになる。ただでさえ、格安の料金で低い売上しかないのに、さらに収益が減ってしまうのである。これで本当に治療院の経営がやっていけるものだあろうか。リーくんのところのように1回の施術料が4000円というのならそれも可能かもしれない。しかし、少なくても私のところの料金では無理である。治療室の売上を削って減益になってしまうのなら、初めからスウィング療法など導入しないほうがいいという結論になってしまう。現に、てるさんは、てるさんが私なら経営者として赤字になるようなスウィング療法を導入はしないという意見であった。しかし、私がスウィング療法を導入したのは、経営上の理由からではなく、矯正治療上の理由からである。治療家としてスウィング療法が有用だと判断したからである。したがって、治療家としてスウィング療法の導入を断念するということはできない。
また、スウィングベッドの利用時間は人によって異なる。5分でいいという人もいれば、10分がいいという人もいるだろうし、15分やりたいという人もいるであろう。そうすると、それぞれに人によってかかる電気料金は違ってくる。それでも、無料でいいと考えて、治療室側が電気料金を負担して売上を削ってまで電気料金を支払えばいいと考えるのであろうか。それとも、スウィングベッドの利用時間をどの人も同じ一定時間にしてしまおうというのであろうか。スウィング療法は個人差があり、スウィングベッドの利用時間もその個人に合わせて受けていただくのがよいと考える。したがって、私は治療家として経営上の都合からスウィングベッドの利用時間をどの人も同じ一定時間にしてしまうことはできない。
以上のことから、スウィング療法の料金を無料にするということは現実的にはかなりの無理がある。
では、最初に、スウィング療法の料金としてもっとも妥当だという10分100円について検討してみよう。10分100円ということは、5分50円ということになる。
まず、現行の11回分で30000円の回数券を利用している会員の場合、1回分の料金3000円が無料になる。その3000円で5分50円のスウィング療法が60回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして、実質的に11回とも全部無料ということになり、残りの49回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないということになる。たとえ、その3000円で10分100円のスウィング療法を受けるとしても30回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして、実質的に11回とも実質的に全部無料ということになり、残りの19回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないということになる。
これはもう会員さんにスウィング療法を受けていただければいただくほど治療室側の赤字は増えてしまい損をすることになる。したがって、スウィング療法の料金を10分100円にするという案は採用できない。
次に、スウィング療法の料金としてせいぜい10分300円くらいと言われる金額について検討してみよう。10分300円ということは、5分150円ということになる。
3000円で5分150円のスウィング療法が20回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして、実質的に11回とも全部無料ということになり、残りの9回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないということになる。たとえ、その3000円で10分300円のスウィング療法を受けるとしても10回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして10回は無料で残りの1回分300円が有料ということになる。したがって、スウィング療法を11回受けるとしても、実際に支払っているのは1回分300円なのである。1回分の300円で11回分のスウィング療法を受けられるわけであるから、
300 ÷ 11 = 27.27・・・
となり、実は10分300円のスウィング療法を約27円で受けられることになるのである。
つまり、10分300円という料金では、会員さんが5分しか受けなかった場合、治療室側は赤字になってしまうのである。そちて、たとえ会員さんが10分を受けてくださっても、実質的な売上は約27円にしかならないのである。この約27円には電気代の経費が含まれていし、5分の赤字を10分の約27円で補填しなければならないので、実質的な収益はもっと減ってしまう。トータルバランスで見た場合、最終的には結局赤字になってしまうかもしれない。
したがって、もしスウィング療法を5分受ける会員さんが多い場合、会員さんにスウィング療法を受けていただければいただくほど治療室側の赤字は増えてしまい損をすることになる。たとえ、スウィング療法を10分受ける会員さんが多くても、5分の赤字を10分の約27円で補填しなければならないので、実質的な売上は約27円以下になってしまう。また、あり得ない話であろうが、たとえスウィング療法を10分受ける会員さんが全員でも、電気代のことを考えると実質的な売上は約27円以下であり、そのようなに売上で果たしてスウィング療法のスウィングとスウィングベッドの経費がまかなえるものであろうか。無理である。スウィングとスウィングベッドと電気代などのすべての経費を考慮した場合、たとえスウィング療法を10分受ける会員さんが全員でも赤字になる。
したがって、スウィング療法の料金を10分300円にするという案は採用できない。
次に、スウィング療法の料金としてどんなに高くても10分500円までと言われる金額について検討してみよう。10分500円ということは、5分250円ということになる。
3000円で5分250円のスウィング療法が12回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして、実質的に11回とも全部無料ということになり、残りの1回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないということになる。
私が会員だったら10分500円という料金設定では、実質的に5分250円で受ければ全額無料になるわけだから、5分250円で受けると思う。
たとえ、その3000円で10分500円のスウィング療法を受けるとしても6回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして6回は無料で残りの5回分2500円が有料ということになる。したがって、スウィング療法を11回受けるとしても、実際に支払っているのは5回分2500円なのである。5回分の2500円で11回分のスウィング療法を受けられるわけであるから、
2500 ÷ 11 = 227.27・・・
となり、実は10分500円のスウィング療法を約227円で受けられることになるのである。
つまり、10分500円という料金では、会員さんが5分しか受けなかった場合、治療室側は赤字になってしまうのである。そして、たとえ会員さんが10分を受けてくださっても、実質的な売上は約227円にしかならないのである。この約227円には電気代の経費が含まれているし、5分の赤字を10分の約227円で補填しなければならないので、実質的な収益はもっと減ってしまう。
したがって、もしスウィング療法を5分受ける会員さんが多い場合、会員さんにスウィング療法を受けていただければいただくほど治療室側の赤字は増えてしまい損をすることになる。たとえ、スウィング療法を10分受ける会員さんが多くても、5分の赤字を10分の約227円で補填しなければならないので、実質的な売上は約227円以下になってしまう。また、あり得ない話であろうが、たとえスウィング療法を10分受ける会員さんが全員でも、電気代のことを考えると実質的な売上は約227円以下であり、そのようなに売上で果たしてスウィング療法のスウィングとスウィングベッドの経費がまかなえるものであろうか。スウィングとスウィングベッドと電気代などのすべての経費を考慮した場合、経費が回収できるのはいったいどれくらいの期間がかかるであろうか。現実にはあり得ないだろうが、約227円がまるごと収益になるとして、毎日10分間受けていただいたとしても、概算であるが約16年近くもかかってしまう。したがって、実際にはもっと年数がかかるであろうし、20年を超えてしまうかもしれない。それでは、利益を得るどころか、投資する経費さえ回収することは困難であろう。
10分500円という料金設定では、実質的に5分250円で受ければ全額無料になるわけだから、5分250円で受ける会員さんが多くなると予想される。その上、残りの1回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないのである。つまり、赤字が増えていくのである。
したがって、10分500円という料金設定は、会員さんが5分250円ではなく、必ず10分500円を受けてくださるという前提なしでは成り立たないのである。これを成り立たせるには、治療院側が初めから10分500円でしか受け付けないようにしないと無理であろう。しかし、スウィング療法には個人差があり、10分では時間が長すぎるという人も十分に予想されるのであるから、治療院側が無理矢理10分という時間を決めてしまうのは個人差を無視した行為としかいえない。私は治療家としてこういうことはしたくないしできない。
たとえ、10分500円で受けていただいたとしても、実質約227円以下という売上では、スウィングとスウィングベッドの投資費用を回収するにはあまりにも時間がかかりすぎてしまうし、電気代などのすべての経費を考慮した場合、トータルでは赤字になる可能性が極めて高い。スウィング療法の料金を10分500円にして経費のすべてをまかなう見込みが立たないのである。ましてや、利益を上げることは無理であろう。
したがって、スウィング療法の料金を10分500円にするという案を採用することはできない。
これまでは、従来の力学療法だけの回数券で検討してきたが、今度はスウィング療法を含めた回数券で検討してみようと思う。
スウィング療法を含めた回数券にすると、されにスウィング療法を受ける料金が安くなるので、すでに10分100円、10分300円では明らかに赤字になることがわかっているため、ここでは検討をするまでもないので省略する。
10分500円の場合で、5分250円ではなく、10分500円で始めて利益が出る可能性があるので、10分500円という料金設定だけ検討することにする。
そこで、もし回数券にスウィング療法を含めた場合、力学療法3000円とスウィング療法5分250円を受けるとすると、11回分の回数券は32500円になる。そのうち、1回分の料金3250円が無料になるわけだから、3250円で11回分のスウィング療法を受けるとして13回分受けられるわけである。そうすると、回数券11回分のスウィング療法を受けるとして、実質的に11回とも実質的に全部無料ということになり、残りの2回分は治療室側が売上を削って負担していかなければならないということになる。
私が会員だったら10分500円という料金設定では、実質的に5分250円で受ければ全額無料になるわけだから、やはり5分250円の回数券で受けると思う。
また、回数券にスウィング療法を含めて、力学療法3000円とスウィング療法10分500円を受けるとすると、11回分の回数券は35000円になる。そのうち、1回分の料金3500円が無料になるわけだから、3500円で11回分のスウィング療法を受けるとして7回分受けられる。そうすると、11回のスウィング療法のうち7回分は無料になり、残りの4回分の2000円が有料ということになる。したがって、スウィング療法を11回受けるとしても、実際に支払うのは4回分2000円である。4回分の2000円で11回分のスウィング療法を受けられるわけであるから、
2000 ÷ 11 = 181.81・・・
となり、実は10分500円のスウィング療法を約182円で受けられることになるのである。
この約182円という実質的な売上には当然経費である電気代も含んでいる。しかも、この約182円の売上で5分250円の赤字を補填しなければならない。実質的な収益はもっと減ってしまう。
したがって、もしスウィング療法を5分受ける会員さんが多い場合、会員さんにスウィング療法を受けていただければいただくほど治療室側の赤字は増えてしまい損をすることになる。たとえ、スウィング療法を10分受ける会員さんが多くても、5分の赤字を10分の約182円で補填しなければならないので、実質的な売上は約182円以下になってしまう。また、あり得ない話であろうが、たとえスウィング療法を10分受ける会員さんが全員でも、電気代のことを考えると実質的な売上は約182円以下であり、そのようなに売上で果たしてスウィング療法のスウィングとスウィングベッドの経費がまかなえるものであろうか。スウィングとスウィングベッドと電気代などのすべての経費を考慮した場合、経費が回収できるのはいったいどれくらいの期間がかかるであろうか。現実にはあり得ないだろうが、約182円がまるごと収益になるとして、毎日10分間受けていただいたとしても、概算であるが約21年近くもかかってしまう。したがって、実際にはもっと年数がかかるであろうし、25年を超えてしまうかもしれない。それでは、利益を得るどころか、投資する経費さえ回収することは不可能である。
以上、検討してきたように、0円、100円、300円、500円のいずれの料金設定の案にしても、経営的に成り立たないことは明らかである。
したがって、私は治療院の経営者としてみすみす赤字になるような料金設定を採用することはできないのである。
だから、てるさんは、てるさんが私だったら治療院の経営者として赤字になるようなスウィング療法を導入しないと言ったわけである。さらに、てるさんは会員として力学整体治療室が赤字で潰れてしまっては困るからスウィング療法を導入しないほうががいいと言っていたのである。
リーくんの場合は、治療院の経営者でもあるので、どのような目論見があって、いかなる目算があって、スウィング療法の料金をこれらの料金設定にと考えたのかは、私には理解不能である。
同級生には以上のように本当のことを説明して理解してもらうしかない。
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