『海がきこえる』(テレビアニメ)と『カミーラ/あなたといた夏』(カナダ・イギリス映画)


 NHK総合テレビで、岡田恵和脚本、笠浦友愛演出、小松昌代[CP]制作統括・プロデューサー、渡辺俊幸音楽、須藤陽子(井上真央、幼少期:八木優希)、須藤紘子(原田知世)、須藤良一(寺脇康文)、桐野富士子(渡辺美佐子)、須藤春樹(田中圭、幼少期:中川大志)、須藤茂樹(永山絢斗、幼少期:渡邉甚平)、丸山和成(高良健吾)、丸山徳子(樋口可南子)、丸山道夫(串田和美)、筒井育子(満島ひかり)、相馬真知子(マイコ)、相馬剛三(平泉成)、村上カヨ(渡辺えり)、村上貞夫(斉木しげる)、宮本タケオ(柄本時生、幼少期:勝隆一)、高橋夏子(伊藤歩)、田中ユキ(橋本真実、幼少期:荒川ちか)、川原功一(金子ノブアキ)、飯田小太郎(近藤芳正)、中村先生(ピエール瀧)、福田先生(ダンカン)、須藤陽子(若尾文子[ナレーション(語り)]、原口房子(斉藤由貴)、原口宏(阿南健治)、原口武志(松川尚瑠輝)、原口まどか(山谷花純)出演、連続テレビ小説『おひさま』[朝ドラ、第84シリーズ]の第15週「母になる日」の第90話を見る。

 サンテレビのミッドナイトシアターで放映された、ディーパ・ミータ監督、Jonasan Barker製作総指揮、クリスティナ・ジェニングス、サイモン・レルフ製作、アリ・ジェニングス原案、ポール・カーリントン脚本、ジョン・アルトマン、Daniel Lanois音楽、ギイ・デュフォー撮影、Barry Farrell編集、Camilla Cara(ジェシカ・タンディ)、Freda Lopez(ブリジット・フォンダ)、Vincent Lopez(エリアス・コーティアス[イライアス・コティーズ])、Halold Cara(モーリー・チェイキン)、Hunt Weller(グラハム・グリーン)、Ewald(ヒューム・クローニン)出演、1994年のカナダ・イギリス映画『カミーラ/あなたといた夏(カミーラ/あなたといた夏、カミーラ あなたといた夏、CAMILLA、Camilla)』を見る。

 本作は女優ジェシカ・タンディの遺作である。

 まあ、地味な作品であった。この映画のテーマに自分の人生に自信を取り戻すということがあるような気がした。

カミーラ あなたといた夏【字幕版】 [VHS]

映画パンフレット 「カミーラ/あなたといた夏」 監督 デイーパ・ミータ
映画パンフレット 「カミーラ/あなたといた夏」 監督 デイーパ・ミータ

 NHK教育テレビで、【製作総指揮】ジョージ・ルーカス、【声】浪川大輔、伊藤静、森川智之、永井一郎、玄田哲章、立木文彦、稲垣隆史、金田明夫、多田野曜平、若本規夫、【監督】デイブ・フィローニ、【音楽】ケビン・カイナー、【制作(製作)】ルーカスフィルム・アニメーション、アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン2(スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ2)』の第6話「強襲 ドロイド工場(Weapons Factory)」を見る。

 望月智充監督、中村香脚本、永田茂音楽、近藤勝也キャラクターデザイン・作画監督、田中直哉美術監督、浦上靖夫音響監督、坂本洋子歌/望月智充作詞/永田茂 作・編曲「海になれたら」主題歌、鈴木敏夫、奥田誠治企画、高橋望制作プロデューサー、スタジオジブリ若手制作集団制作、渡部猛、島本須美方言指導、杜崎拓(飛田展男)、武藤里伽子(坂本洋子)、松野豊(関俊彦)、小浜裕実(荒木香恵)、山尾忠志(緑川光)、清水明子(天野由梨)、校長(渡部猛)、川村(徳丸完)、里伽子の父(有本欽隆)、岡田(金丸淳一)、杜崎拓の母(さとうあい)、おかみさん(鈴木れい子)、見習い(関智一)、美香(島本須美)、男子生徒(桜井敏治)、女子生徒(水原リン)、植村喜八郎、山崎たくみ、三谷幸子、まるたまり、久川綾、日本テレビ開局40周年記念番組として1993年5月5日にテレビアニメとして日本テレビで放送され、その後も5月8日から7月14日まで一部の日本テレビ系列局(計13局)で順次放映されたテレビアニメーション『海がきこえる(The Ocean Waves)』を見る。

 スタジオジブリが制作したアニメ作品ということで以前からその存在は知っていたがなかなか見る機会がなかった。それもそのはずで、この『海がきこえる』は1993年5月5日の本放送以来、今回の『金曜特別ロードショー』での放映されるまで再放送されてたことがなかったからである。

 さて、今回初めて『海がきこえる』を見たのであるが、昨日見た映画『君が踊る、夏』に舞台設定が何だか似ているところがあると思えた。両作品の主要な舞台となっている土地が高知県の高知市というところや、主要な登場人物たちが高校生だということ、そして主人公二人の恋愛が物語の中心となっているところなどである。そして、どちらのストーリーも現実的だということも。スタジオジブリ制作のアニメの中でもこの『海がきこえる』は現実の高校生に近く、他の作品と比べてリアルな内容となっている。放映時間が72分間と短い割りに高校生の恋愛がよく描かれていて、私は好きになれた。惜しむらくはもう少し長く描いて欲しかったなと思えるほどである。

 この作品が好きになれるかどうかは武藤里伽子によるところが大きいのではないだろうか。武藤里伽子は自分しか見えていないところがあって周囲に気を使うところも少なく自己主張の強いワガママな娘に見えなくもない。杜崎拓はなぜ武藤里伽子のことを好きになったのだろうか?見ようによっては杜崎拓は武藤里伽子が美人だという外見だけを見て好きになっているようにも見えなくはない。それもあるだろうが、杜崎拓は武藤里伽子が抱えている孤独を見ていたのではないだろうか。武藤里伽子の態度や言動の奥に隠された悲しさや寂しさを見てしまったからではないかと思えるのである。放っておけないというか、気になるという存在になってしまったのではないだろうか。杜崎拓のように武藤里伽子の中にあるものを見ることができればこの作品を好きになれるのではないだろうか。

海がきこえる [DVD]
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海がきこえる [VHS]
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海がきこえる (徳間文庫)
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海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)
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海がきこえる

海がきこえる (2)

海がきこえる スタジオジブリ絵コンテ全集〈8〉
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